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雹(ひょう)やあられで車が傷ついてしまったら車両保険で修理できる?


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雹(ひょう)は非常に発達した積乱雲から降ってきた直径5mm以上の氷の塊です。大きなものではソフトボールほどの大きさにもなる大量の氷の塊が空から降ってくるため車の車体やフロントガラスなどにあたって傷ついてしまうこともあるでしょう。あられは雹より小さく5mm未満のものとなっています。雹やあられによって車がへこんだりガラスが割れてしまったりした場合は、自動車保険で修理することはできるのでしょうか。


雹(ひょう)やあられなどの自然災害による車両への損害は車両保険で補償

雹により被害を受けてしまった車の修理費用は、車の被害状態によって1台1台異なるようです。雹による車の傷やへこみが数百か所に及ぶ場合もありますので車両保険で修理できると安心です。


雹(ひょう)やあられの被害は、自動車保険の車両保険の契約があれば補償を受けることができます。飛来中または落下中の他物との衝突の補償で補償対象となります。


※詳細な補償内容についても保険会社によって異なります。詳しくは保険会社または代理店にお確かめください。


車両保険を使用する場合の注意点

雹(ひょう)やあられによる車への損害は、自然災害による落下物が原因で自分の責任ではありません。しかし、車両保険を使って雹やあられによる被害の補償を受ける場合、いくつか注意することがあります。自然災害による被害でも車両保険を使用する場合の注意点を押さえておきましょう。


翌年度の等級が下がる

雹(ひょう)やあられなどの自然災害による被害でも車両保険を使うと翌年度は1等級ダウンし、事故有係数適用期間が1年加算されます。つまりは翌年度の保険料が高くなり、等級が進むのも遅くなってしまいます。過去には、自然災害による車への損害においてドライバーが注意していても防ぎきれない事故との判断から「等級据え置き事故」の扱いとなっていたこともありました。しかし、現在は1等級ダウン事故の扱いとなり、事故有係数適用期間も1年加算になっています。


等級 1等級ダウン

事故有係数適用期間 1年

雹による被害を受けた車の修理費用は、考えていた以上にかかってしまう場合があります。ボンネットやルーフなどの無数の傷やへこみの修理、フロントガラスが傷ついたことでフロントガラスの交換が必要だったりと、等級ダウンの影響による保険料の値上がりを考えても車両保険を利用して修理した方が助かる場合も多くあるでしょう。しかし、保険料の値上がりを考えた場合、被害が小さく修理代が少額であれば保険を使わず自分で支払った方がトータルでは安くなることもあります。もし、自分で判断がつかない場合は保険会社や代理店に相談してみるとよいでしょう。


免責金額の設定に注意

車両保険の免責金額(自己負担額)を設定した場合、車両保険の保険金として支払われるのは修理代から免責金額を除いた金額です。例えば、免責金額を5万円としていた場合で修理代が10万円の場合は保険金として支払われるのは10万円-5万円=5万円です。修理代が5万円以下の場合は免責金額を下回るので車両保険で保険金が出ません。ただし、修理代が数万円で済むのなら等級が下がることを考えると、そもそも車両保険を使うべきかよく検討する必要があります。


地震に起因する損害は補償対象外

車両保険は、雹やあられのような落下物との接触による損害、台風や洪水などに起因する水害にも補償が可能であるなど自然災害による被害にも備えることができます。しかし、地震に起因する損害は補償対象外となっているので注意しましょう。地震は一度に甚大な損害を発生させる可能性があり、適切な保険料設定をすることが困難なためです。ただ、地震に起因して車が全損となった場合に一時金を受け取れる特約を設けている保険会社もあります。気になる方は確認してみましょう。


まとめ

雹(ひょう)やあられにより車体が傷ついてしまった場合は、車両保険の契約があれば補償を受けることができます。車両保険を使って雹による被害を受けた車を修理した場合の等級は、1等級ダウンとなり事故有係数適用期間は1年加算です。雹害はボンネットやルーフに無数の目立つ傷やへこみができてしまい修理代がかさんでしまったり、フロントガラスにひびが入り交換が必要であったりと修理費用は被害状況に応じて異なるようです。翌年度の保険料が上がってしまっても車両保険を利用し修理した方がいい場合もあれば、自己資金で賄った方が保険料の値上がりを考えるとトータルで安くなる場合もあります。判断が難しい場合は保険会社や代理店に相談するとよいでしょう。


雹(ひょう)やあられによる被害は車両保険で修理できると言っても等級に影響し、利用すると翌年度からの保険料も上がってしまいます。雹やあられが降っていると分かったら車体に当たらないような場所へ移動したり、カバーをしたりと工夫し車への被害を最小限に抑えられるように行動するとよいでしょう。

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